therma2.0の実力は?

therma2.0を入手したので、普段使いしているサーモスとの性能比較をしてみた。

 

therma2.0は純チタン製の真空ボトルで、軽量、耐久性、抗菌性を売りにクラウドファンディングMakuakeにて目標金額20万円に対し、50倍以上の金額を集めてた話題のプロジェクト。公式サイトだと179USDとボトルにしては高過ぎるが、見合った性能を有するのか気になっていた。


Ti22 – Therma: World’s First Pure Titanium Thermos Vacuum Bottle


ちなみにプロジェクトオーナーであるThingfyのTi22チームは他にもチタン製のカトラリーとか、チタンの加工に強みがあるっぽい。

前々から性能とそのデザイン性に気になっており、この度フリマサイトでtherma2.0を入手できたので、普段使いのサーモスと性能比較を行った。

今回の比較対象として使ったは以下の一般的な下記の製品。 

過去にサーモスの山専ボトルと初代thermaを比較された方の記事を読んだことがあった。2.0となり保温性能が向上したことでその点での違いも確認したい。

検証方法としては沸騰した水をボトル内に入れて、冷蔵庫に投入。
ボトル内の水温を経時変化を比較した。

 

今回用いたボトル。
左のサーモス(JNL-502)本体重量が206gの容量が400mlに対し、右のtherma2.0は256gの450ml。
容積あたりの重量からはサーモスのほうがより軽量と言える。

 

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結果としては以下のようになった。
公式が謳っている6時間後に59℃前後というのはおおよそ仕様通りの結果となった。
対サーモス比較では保温性能が劣る結果が確認された。

 

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 これはおそらく蓋部分からの放熱によるものと思われる。
胴体部分が両者ほぼ同程度の温度に感じられたのに対し、蓋は圧倒的にtherma2.0が触ってみて熱かった。飲み口の形状が異なることも影響しているものと思われる。

以上、保温性能に関してサーモスのほうが優れているが、Tiという素材の強みだったり、デザイン性は良いのでその点で選ぶのはありと思う。