湯治施設「ルフロ」初体験とその特許を読む週末

どうもatzです。
ここ最近の週末は雨多いですね。そんな日は家でゴロゴロせず湯治に行きましょう。
しかも都心で気軽に湯治ができるんです。
今回私が行ったのは、西麻布にあるルフロの一号店。鎌倉にも二号店があります。

私がルフロを知ったきっかけは、投資漫画で有名なインベスターZの巻末にルフロの創業者である三田直樹氏のインタビューが載っていたことから。
もともと証券マンだった三田氏が湯治の素晴らしさに気づき、もっと多くの人に湯治の良さを知ってもらいたい、そのために試行錯誤しながらルフロを開業するに至る経緯が書かれています。

インベスターZ(20) (モーニング KC)

インベスターZ(20) (モーニング KC)

 

 

湯治の優れている点として、ミネラルをミスト状にして、口、鼻、皮膚から取り入れることが可能だそう。ちなみに三田さんはこの施設の仕組みを「温泉ミスト吸引施設」とういう名称で特許を取得しています。詳しくはグーグルパテントで『WO2015046474A1』で検索すればヒットしますので、ご興味ある方は読んでみることをお薦めします。帰宅後興味があって読んでみましたので、ブログの最後に紹介します。

実際に利用した感想としては、肌ツヤが良くなった気がします。

あとは単純に汗を大量にかくため、終わった後の爽快感がすごくよく、リフレッシュ効果が高いです。その他そもそも私は健康体なので実感としてはないですが、血液の循環を高めることで冷え性・むくみ・肩こり等に効果があるとのこと。お困りの方は是非。

 

お値段ですが、今回私は体験ということで、3時間で5400円でした。
2回目以降は入会する必要があり、年会費385000円が必要とのこと。
会員になるのはちょっとという方は、鎌倉のルフロであればホットペッパーで一回4000円程度から利用できるのでこちらがいいかもしれません。

最後にこの施設、特許上の名称は「温泉ミスト吸引施設」の特許を読んだのでその紹介。


ざっくりとした構成はミネラル原液と水からミネラル溶液を生成するミネラルタンク、
ミネラルタンクからミスト発生部に溶液が供給され、発生させたミストを浴室に供給するというもの。

面白いのが岩盤浴との差分。
素直に読めばいかに岩盤浴より湯治が優れいているかがわかります。

『直接ミネラルを含んだ温泉水をホースで撒き、床暖房の熱を利用して蒸発させることで室内の湿度を上げていたが、ミネラルの質量が水に比べ重いため地下に沈殿し、蒸気の成分の大半は水であった。この問題を解決するため、出願人は超音波加湿の原理を応用してミネラル溶液を数ミクロンまで微細化し、それをファンにより直接室内に送り込む技術を開発した。 』

『ここで、従来の1枚岩を用いた岩盤浴は、単一の波動を持つ石による遠赤外線のため体がその波動に慣れてしまい抗体が出来て遠赤外線効果が薄れてしまうという課題を有していた。また岩盤上に細菌が滞留しやすく衛生面からも懸念があった。

 そこで出願人らは、岩盤を玉砂利化しそれぞれの特徴にあわせて異なる石をブレンドすることで異なる波動の遠赤外線を放射させることで体への慣れを防止することが出来るようにした。また玉砂利を丸ごと高圧洗浄器で洗えるため衛生面からも優れた効果を発揮できる。入浴者は更に玉砂利に体を埋もれて横たわるため、適度な体へのツボ押し効果もあり寝心地の良さもあわせて実現された。』

後半の異なる波動を〜のくだりはその効果を本当か?と思ってしまいます。
検証も難しいでしょうね。